2018.6.2「国登録有形文化財 高松市水道資料館耐震補強等工事 香川県広域水道企業団主催一般見学会を開催」

高松市水道資料館は、高松市の近代水道創設のため、大正6年(1917年)~7年(1918年)に建設された旧ポンプ室、旧事務室、旧倉庫を改装したもので、建設当時のままの姿を残す大変貴重な水道施設として、昭和60年(1985年)には厚生省(当時)の「近代水道百選」に選ばれたほか、平成9年(1997年)には文化庁の「登録有形文化財」に登録されており、郷土の貴重な財産であります。
その修復工事及び耐震補強工事を平成29年(2017年)から行っており、現在、工程の約半分が経過、全解体や取り外しが進み、建物の状況を一般公開するために見学会が開催されました。見学会には多くの方々に集まっていただき、特殊な工法の説明や見学など、郷土の貴重な文化財の修復工事を見学していただきました。

修復工事は、かなりの蟻害・腐朽により大変な工事となっていますが、平成31年(2019年)春の完成を目途に頑張っております。
このような貴重な有形文化財の修復は、技術の維持・後継への継承など、大変有意義な事業だと思います。

工事完成の折には、是非、皆様にも見学に来ていただければと思います。


資料館


見学会模様


歴史館 合掌等蟻害