香川県建築施工管理技士会の依頼による講習会を弊社工事現場である、重要文化財「高松城旧東之丸艮櫓西面改修工事」及び重要文化財「飛雲閣本館(蘇鉄の間)耐震補強工事」の現場において、高松市文化財課様のご協力により講習会を実施しました。
講習会において、文化財課様から史跡及び各工事概要の説明や関係各機関との協議調整などの説明をいただき、続いて弊社定國現場監督・植田現場監督による各工事現場における文化財を扱う工事の留意点(存来樹種に合わせる場合の含水率や新素材の意匠・構造上の合わせ方等)や文化財の工事における特徴(工事記録の残し方、既存痕跡の発見・報告・記録、解体時設計図と異なった場合の記録・対応、釘に至るまでの古材の保管・管理、古材を残しながら復元方法)などなど、貴重な郷土の歴史的財産を後世に引き継ぐための工夫や施工方法など貴重な技術の継承の必要性が十分伝わった講習会になったと思います。