国の重要文化財に指定されている「披雲閣」の「蘇鉄の間」の工事が、今年の2月に完了しました。それを記念して、6日から改修後の施設や工事の内容に関する展示会が開催されています。
「蘇鉄の間」は、ソテツが生い茂る庭を眺めることが特徴であり、工事によって補強が行われました。広間の柱は室内から見えないように、外側から太さや色合いが同じ鉄骨で補強されました。また、屋根裏や床下の基礎部分も強化されています。
展示会会場では、工事の様子を紹介するパネルが展示されています。さらに、建築当初に撮影された写真をデジタル技術を使って色づけし、当時の来賓をもてなすための華やかな洋間の雰囲気を再現した写真も展示されています。
この展示会は、今月の25日まで開かれており、改修された「蘇鉄の間」の美しい姿や工事の過程を楽しむことができます。